心に残る故郷ビデオコンテスト入賞作品
最優秀賞
「ふるさと自慢 もみじとさくらのコラボレーション 桜山公園」 山下巌さん(高崎市)
晩秋の紅葉をバックに薄ピンク色の可憐な花を開く冬桜。その下で、町民総出で繰り広げられる「桜まつり」。地域ならではの行事でもてなす地元の人たちの優しさを感じさせてくれる作品です。
井筒監督賞
「SKI!!with my father」 堀越卓仁さん(前橋市)
作者にとって心の故郷は家族との想い出。幼き頃は、家族でよくスキーに出掛けていたも のの、成長するつれ家族で出掛けることも少なくなり、そうした中で、最近久しぶりに出掛けたお父さんとのスキー。そんな時間の中で昔を懐かしむように、お父さんへのプレゼント用にと撮影した作品です。
優秀賞
「小泉線〜僕は一人じゃないんだ〜」 萩本利安さん(太田市)
何時もと変わることのない小泉線の走る風景。擬人化された小泉線は周囲の応援を受け、今日も元気に走ります。今、頑張っている全ての人に見てもらいたい作品です。
優秀賞
「湖底に沈むふるさと」 牧野清さん(高崎市)
牧野さんの奥様のふるさと川原湯温泉。八ッ場ダムの建設により間もなく湖底へと沈むその地域を、惜しみながらも長年に渡り記録しまとめた作品です。
奨励賞
「故きをたずねて」 佐藤美弥井さん(前橋市)
かつて群馬と長野の県境を走っていた信越線。その名残を今にとどめる「めがね橋」など、の郷愁を誘う風景。制作者佐藤さんの心の故郷を描いた作品です。
奨励賞
「救出大作戦」 大塚悦司さん(前橋市)
常にビデオカメラを携えているという大塚さん。あるとき路肩に不穏な行動をとる雌のキジを発見。そこで捉えた映像を作品にしました。
奨励賞
「阿佐美(あざみ)沼のむぐ っちょ」 中島勝美さん(桐生市)
「むぐっちょ」(かいつぶり)のひたむきな子育ての姿を皆さんに観て欲しいというこの作品。その生態を追い続けた中島さんの熱意が感じられます。
特別賞
「松井田町八城の人形浄瑠璃」〜城若座定期公演〜 松井秀世さん(高崎市)
毎年10月15日に行われる松井田町八城の人形浄瑠璃。時代の流れと共に失われつつある伝統芸能を地域の人に限らず、より大勢の人々にも知ってほしいという、制作者松岡さんの思いが込められた作品です。
特別賞
「初冬の山肌を彩る冬桜」 新井善久さん(前橋市)
11月中旬から12月に掛けて桜と紅葉が競い合うように、初冬の山に彩を添える藤岡市鬼石町の冬桜。全国でも珍しい不思議な風景を紹介した作品です。
特別賞
「尾瀬国立公園ニッコウキスゲの咲く頃」 加藤富美雄さん(前橋市)
自然保護の象徴とも言える尾瀬湿原。煌く太陽のもと咲き誇るニッコウキスゲは、夏の到来を教えてくれます。改めて自然の大切さを感じさせてくれる作品です。
特別賞
「廃線探訪」 阿部善明さん(太田市)
静かに佇む鉄路。荒涼とした銅山風景。旧足尾線の廃線に魅了された阿部さんが数回にわたり訪れ、撮影したという力作です。
特別賞
「あと5分だけ」 塩野佳代子さん(前橋市)
長年可愛がってきた小鳥との別れ、そして甦る思い出。小鳥と一緒に窓越しに眺めてきた前橋の街並み、四季の移ろいをイメージ的に取り入れた作品です。